体験談

私が体験してきたことを少しお話したいと思います。

私は『吐く』という行為にすごく恐怖を感じてしまいます。

それは小さい頃に母から吐くのは怖い事だと教わり、『吐く』ことで息が止まり、死んでしまうのではないか…と思っているからです。

今思えば母から教わったこの事が『嘔吐恐怖症』の始まりだったのだと思います。

この病は幼少期などに、

  • 自分が嘔吐したことで苦しい思いをした
  • 恥ずかしい思いをした
  • 他人の嘔吐を目撃して激しい嫌悪を感じた

などによる場合が多いのですが、私は心理学を学んで初めてこのような病があること知りました。

私は小学生の頃、本当に辛いいじめを受けました。

体の痕はもう消えましたが、頭の中には一生消える傷が残っています…。

そんな私も中学生になるといじめを受ける事もなくなり、吐くとゆう恐怖も体調を崩している時以外は意識をしなくなり、そして高校までは健康で、今思えば…若気の至りといいますか、ヤンチャもしつつ楽しく普通に暮らしていました。

そんなある日、確か高校ニ年生の頃に、同級生で気の合わない友人が他クラスにおりまして、つい我慢出来ずその友人と喧嘩になってしまったのです。

【勝ち】【負け】などはなかったのですが、その友人がヤンチャ系の人気者だったため、それを機にクラス内でも仲間はずれといいますか、学校に居づらい環境になってしまい、学校に行かなくなってしまいました。

ですが、高校二年といえば『修学旅行』!!

この時も近々修学旅行が迫っていました。

その時、学校で仲の良い友達から心配のメールや電話をもらい、

『どうする?修学旅行一緒に行かへん?修学旅行って一生に一度しかないものやし行こうや!』と言ってもらった事を今でもよく覚えています。

その言葉のおかげで、私は無事修学旅行に参加でき、さらにしばらくは学校へ通う事もできました。

しかし、友人関係や金銭関係…など色々あり、精神的ストレスや心労のせいか、ある日突然に息苦しさを感じたのです。

それを母に相談したところ、とりあえず近くの市民病院へ行こうという事になり、
血液検査・尿検査・X線・心電図など一通り検査をしましたが、いずれも問題なし。

そのため何事もなく帰宅したのですが、その息苦しさはなくなりませんでした。

数日後の夜、突然息苦しさがひどくなり、息遣いが荒く手足が痺れ、パニックになってしまい、救急車で運ばれました。

診断は『過呼吸から併発したパニック障害』でした。

頓服の安定剤を処方して頂き、帰宅したのですが、それ以後、その時の恐怖が蘇ってしまい、怖さで電車にも乗れず、ついには家から一歩も出られなくなってしまいました。

結果、高校三年生まで通った高校も単位が足りなくなり、考えた結果、自主退学という決断をしました。

それから私自身、何かある度に救急車を呼び、本当ありとあらゆる病院に運ばれました。
しかし、どこに運ばれて何度検査をしても“異常はなし”

でも『きっと異常がある』『心臓に異常がある』と思い込んでしまっていた私は怖くて怖くてたまりませんでした。

そんななか、母から心療内科を紹介され、行く事になりました。

そこで軽い問診?カウンセリング?を受け、薬を処方して頂きました。

薬を飲んでいても良い効果が得られずそれを先生に相談すると『お薬を増やしますね』言われ、どんどん薬が増えていき、最終的には5種類もの薬を飲んでいました。

そうすると恐ろしいもので、寒さ・暑さも全く感じなくなり、そして腕などを抓っても全く痛さを感じませんでした。

吐くという事もいつもは

  1. 気分が悪くなる
  2. 『吐く』という怖さがこみあげてくる

という段階があるのに対し、薬を飲んでいる時は何も感じませんでした。

しかし、『吐く』という行為への恐怖心は常にあり、その頃も家で一人になった時にはその不安から救急車で運ばれることも少なくありませんでした。

そんなある日、父が『もうこれ以上酷くなるようならサナトリウムへ入れよう』と母に話していた事を聞き、それをキッカケに自分の中で何かが変わり、両親と話し合った結果、環境を変えようと母方の実家へ移り住むことにしました。
そこで居候という形をとることで、救急車も呼べない、薬もない、とゆう状況下に自分を置くことが出来少しづつですが、自分自身を取り戻すことができました。

環境の変化もありますが、友人関係や金銭関係などの精神的ストレスから離れられたことが大きく寛解へ進んだのだと思います。

ただ、実家に住んでからも原因不明のめまいや動悸などに襲われ苦しい事も多々ありました。

霊媒師の方に視て頂き、お祓いをして頂いたりと、ほんとに治る見込みのあることは色々し、そして恐怖にもあえて向き合いました。

今でも嘔吐への恐怖心は消えていませんが、過呼吸や不安神経症、パニック障害などの薬を飲む事なくなりました。

そして今、僕と同じように苦しんでいる方々の少しでもお役にたてたらなぁっと思い、心理士になり現在に至ります。

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